今月の1点 Monthly Pickup 2月
 
 

「 自画像 」
牧野 邦夫 (まきの くにお) (1925〜1986)作

制作年不詳 , インク・紙 , 35.0cm×24.0cm



牧野邦夫は、人物をよく見つめ、たえずスケッチをしていました。彼は早くから17世紀のオランダの画家・版画家で肖像画や自画像を描いたレンブラントに傾倒し、自画像、裸婦、群像など人物画を中心に、写実を基本とした濃密な描き込みの幻想的な絵画を制作しました。この自画像はインクによる素描ですが、鍛えられた描写力で、貧しくも画家として生きようとする作者の強い意志を表しています。