展覧会
開催終了
2004年9月11日(土)-11月3日(水・祝)
蒼天の画家 入江観の世界展

春陽会会員であり、女子美術大学名誉教授の入江観は、1935(昭和10)年、栃木県の日光に生まれました。少年時代から美術に関心を示し、1953(昭和28)年に東京藝術大学美術学部藝術学科へ入学。加山四郎に学び、在学中の1956(昭和31)年には、第33回春陽会展に初入選し、春陽会研究所で岡鹿之助、三雲祥之助、加山四郎らの指導を受けました。1962(昭和37)年、フランス政府給費留学生として渡仏。フランス国立高等美術学校でモーリス・ブリアンションに師事し、セザンヌの作品を見るために足繁く印象派美術館へ通う一方、サロン・ドートンヌにも出品。またヨーロッパ各地を旅行しています。帰国した1964(昭和39)年には春陽会会員に推挙され、安井賞候補新人展に出品。1967(昭和42)年には勤めていた女子美術短期大学の茅ヶ崎校舎開校にともない東京から茅ヶ崎に転居し、描かれるモティーフに海辺の光景が加わりました。以後も旺盛な制作活動を続け、毎年の春陽会展に出品。国際形象展の招待や昭和会展優秀賞の受賞、日本秀作美術展への4回の選抜出品(1995-97、2003年)など実績を積み重ねます。1996(平成8)年には第14回宮本三郎賞を受賞、現代日本洋画壇において重要な位置を占める作家のひとりとなっています。また、1976(昭和51)年頃から春陽会の長老画家・中川一政との交流が深まり、共に国内外を旅行するなどして薫陶を受けました。
入江観は、青空の下に広がる日常の光景を描き、一見すると平明に見えて、清澄な画面の奥に造形と抒情を秘めた独特の画風を築き上げました。日光の厳かな風土に育まれ、湘南の優しい光に包まれた茅ヶ崎で制作する入江は、真摯に自然と向き合い、現在もその画風を一段と深めています。出身地である日光市の小杉放菴記念日光美術館と、現住地である茅ヶ崎市の茅ヶ崎市美術館で開催するこのたびの展覧会では、入江観の初期から最近作までの約55点を展覧し、その画業の全体像を紹介いたします。

《森の日曜日》 1996年 個人蔵
会期2004年9月11日(土)-11月3日(水・祝)
休館日月曜日(ただし9月20日、10月11日は開館)、9月21日(火)、22日(水)、24日(金)、10月12日(火)、13日(水)
開館時間10:00-18:00(入館は17:30まで)
料金一般300円(200円) 大学生100円(70円) 高校生以下無料
※市内在住65歳以上、市内在住の障がい者およびその介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金
会場茅ヶ崎市美術館 展示室
主催財団法人茅ヶ崎市文化振興財団、財団法人小杉放菴記念日光美術館

関連イベント

ミニコンサート「様々な古楽器ギターと歌でお届けするイタリア音楽ミラクルライブ」
日時:2004年9月20日(月・祝) 14:00-
会場:美術館エントランスホール
出演:ネーモーコンチェルタート、辻康介(歌)、長谷川郁夫(古楽器ギター)
料金:無料(申込不要)

特別講座「入江観の絵画」
日時:2004年10月3日(日) 14:00-15:30
会場:美術館展示室3
講師:福田徳樹(鹿沼市立川上澄生美術館館長)
定員:40名(申込制/先着順)
料金:無料
申込:9月11日(土)10:00より、美術館または電話にて受付。

ミュージアムトーク 「入江観 自作を語る」
日時:2004年10月11日(月・祝) 14:00-15:30
会場:美術館展示室3
講師:入江観(春陽会会員・女子美術大学名誉教授)
定員:40名(申込制/先着順)
料金:無料
申込:9月11日(土)10:00より、美術館または電話にて受付

ギャラリートーク
日時:2004年10月17日(日) 14:00- 
会場:美術館展示室
料金:無料(要観覧券/申込不要)