展覧会
開催終了
2010年9月11日(土)-10月17日(日)
速水御舟展 -茅ヶ崎と御舟-

不世出の日本画家・速水御舟(1894~1935)の画業を、茅ヶ崎とのかかわりに焦点をあてて展観する、ゆかりの地に所在する茅ヶ崎市美術館ならではの展覧会です。
御舟は茅ヶ崎で療養していた実姉の見舞いや、夏を過ごす家族に会うため、しばしばこの地に滞在しました。本展では、ここ茅ヶ崎で画想を得て制作した「落葉かく人の居る風景」のほか、師・松本楓湖からあたえられた画号・禾湖(かこ)の署名が記された新発見の作品や横山大観、菱田春草らが実践した朦朧体を用いてやわらかな雪に覆われた竹叢と家並みを描いた「暮雪」、のちに義兄となる吉田幸三郎を画中に描きこんだ「短夜」などで御舟芸術初期のあゆみをたどります。また、再興第19回日本美術院展覧会に出品した代表作「花の傍」の本画と完成にむけて積みかさねられた写生や下図類、さらに御舟晩年の1934年に着手するも翌年の急逝によりついに未完となった大作「婦女群像」とその大下図などにより御舟作品の成立過程をご紹介します。なお、このふたつの作品にモデルとしてかかわった故・吉田花子氏はのちに氷室捷爾(しょうじ)氏に嫁ぎ茅ヶ崎に暮らしました。椿を愛した氷室夫妻の居宅は現在茅ヶ崎市に寄贈され、「氷室椿庭園」と名づけられて多くの市民の憩いの場となっています。このほか御舟芸術の源泉となった写生類や、1930年にイタリアで開催された「ローマ日本美術展覧会」の美術使節として渡欧した際に、御舟自身が蒐集した美術写真や滞欧日記、家族に宛てた書簡など、御舟の関心や心情をよみとることができる資料をはじめ、御舟歿後に茅ヶ崎に移築された画室(非公開)で使用されていた制作用具や遺愛品、また御舟が茅ヶ崎海岸で詠んだ短歌の自筆稿などもあわせて展示します。

会期2010年9月11日(土)-10月17日(日)
休館日月曜日(ただし9月20日、10月11日は開館)、9月21日(火)、9月22日(水)、9月24日(金)、10月12日(火)、10月13日(水)
開館時間10:00-18:00(入館は17:30まで)
料金一般500円(400円) 大学生300円(250円) 高校生以下無料
※市内在住65歳以上、市内在住の障がい者およびその介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金
会場茅ヶ崎市美術館 展示室
主催財団法人茅ヶ崎市文化振興財団

※会期中、一部作品の展示替えを行います。

関連イベント

特別講座 対談「御舟と写生-日本画について-」
日時:2010年9月25日(土) 14:00-
会場:美術館地階展示室3
講師:土屋禮一(日本画家/日本芸術院会員)※聞き手:小川稔(茅ヶ崎市美術館館長)
定員:40名(申込制/先着順)
料金:無料
申込:9月11日(土)10:00より、電話または美術館受付にて受付。

ミニコンサート「秋風奏笛 -福原徹秋演奏会-」
日時:2010年10月11日(月・祝) 14:00-
会場:美術館エントランスホール
演奏:福原徹秋(福原流篠笛奏者)
席数:約60席(申込不要/先着順)
料金:無料

ギャラリートーク
日時:2010年9月18日(土)、10月10日(日) 各日14:00- 
会場:美術館展示室
料金:無料(要観覧券/申込不要)