展覧会
開催終了
2016年9月11日(日)-11月6日(日)
北斎漫画展 -画は伝神の具也-

「画狂人」と自称した江戸の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)の生涯はまさに創作の連続でした。狩野派や唐絵など伝統的な絵画様式を学ぶ一方、西洋絵画からも刺激を受けて自らの芸術の糧として吸収し、市販品である錦絵では役者絵、美人画を手がけ、花鳥画や「冨嶽三十六景」に代表される名所絵など新たなジャンルを開拓しました。また、一点物の肉筆画や、一部の好事家向けの摺物などにも優れた作品を残し、曲亭馬琴らの読み本の挿絵、数多くの門人のために描いた絵手本も充実しています。
森羅万象を描いたと言われる北斎の画業の中でも「北斎漫画」の存在は特に際立っています。「北斎漫画」は1814(文化11)年名古屋の版元永楽屋東四郎(東壁堂)から出版され、高い人気に支えられながら1878(明治11)年までの長きにわたり全15編が刊行されました。活き活きとした人物表現、ユーモアに満ちた内容、独自の視点に基づいた構図など「北斎漫画」の魅力は当時のヨーロッパにも伝わり、彼の地のジャポニスム・ブームの起因のひとつとなりました。
本展では、世界一の質と量を誇ると評価される「北斎漫画」コレクター・浦上満氏のコレクションを収蔵する公益財団法人山形美術館から作品をお借りし、現代の絵画にも通じる「北斎漫画」の魅力を紹介いたします。あわせてジャポニスムの影響を受けたヨーロッパのガラス工芸品(ポーラ美術館所蔵)も展示し、北斎の画業を多角的に検証する機会といたします。

 北斎漫画 十三編 「魚藍観世音」

 北斎漫画 十編 「百面相・八艘飛」
会期2016年9月11日(日)-11月6日(日)
休館日月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、21日(水)、23日(金)、10月11日(火)、12日(水)、11月4日(金)
開館時間10:00-18:00(入館は17:30まで)
料金一般700円(600円) 大学生500円(400円)
高校生以下、市内在住65歳以上400円、市内在住の障がい者およびその介護者は無料
会場茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3
主催公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協力浦上蒼穹堂 山形美術館 ポーラ美術館

関連イベント

申込制のイベントは、8月21日(日)10:00より、美術館受付または電話にて開館時間内にお申し込みください。

落語「高砂寄席~春風亭朝之助独演会~」
北斎が活躍した江戸の文化を現在に伝える伝統芸能・落語を松籟庵の書院で楽しめます
日時  2016年9月22日(木・祝)14:00-15:30
会場  松籟庵(美術館と同じ高砂緑地内)
出演  春風亭朝之助(落語家)
定員  45名(申込制/先着順)
料金  500円


講演会「世界が驚いた北斎漫画
世界一の質と量を誇る北斎漫画コレクター浦上満氏による北斎漫画の知られざるエピソードを紹介します。 
日時  2016年10月10日(月・祝)14:00-15:30
会場  美術館エントランスホール
講師  浦上満(北斎漫画コレクター/浦上蒼穹堂代表)
料金  無料
席数  約50席(申込不要)


ワークショップ北斎漫画で紙版画
北斎漫画に登場する動物たちやあらかじめ用意した形の中から好きなものを選び、持ち帰られる紙版画のカードを作ります。
日時  2016年10月16日(日)14:00-15:30
会場  美術館2階アトリエ
講師  市川曜子(画家)
対象  小学生以上(小学生は保護者同伴)
定員  16名(申込制/先着順)
料金  500円(材料費込み)


講演会「ウクサイ/ホフクサイ-北斎はどのようにして西洋に知られたのか」
ジャポニスム研究の第一人者・馬渕明子氏による海外での北斎受容の変化を紹介します。
日時  2016年10月30日(日) 14:00-15:30
会場  美術館エントランスホール
講師  馬渕明子(国立西洋美術館館長/ジャポニスム学会会長)
料金  無料
席数  約50席(申込制/先着順)


ギャラリートーク
展覧会担当学芸員が会場を巡り、展示作品を解説します。
日時  2016年①9月25日(日) ②10月9日(日) ③10月22日(土) ④11月3日(木・祝) ⑤11月6日(日)各日14:00-15:00
会場  美術館展示室
担当  月本寿彦(当館学芸員)
料金  無料(要観覧券/申込不要)