イベントレポート
2016年9月1日
ワークショップ「何になる?変身あそび!」

夏休みも残りわずか。
8月20日(土)、小学生と保護者を対象にしたワークショップ「何になる?変身あそび!」を開催しました。

参加者が集まった会場の中心には、布のような素材の厚みのない物体が、床に寝そべっていました。
それは白をベースにして、カラフルな布が散らばっているように見えました。

今回の講師は、子どもに向けた未来の遊びをデザインしているクリエイティブスタジオPPP(ピーピーピー)の佐々木康貴さんと橋本俊行さん。それから「あるもの」に特化した会社、babot(バボット)の方々。

ワークショップのはじまりは、「日本に古くから伝わるお面などによる変身」や「ファッションと変身」など、『変身』についてのお話しからスタート。

お話しのあとは、皆さんお待ちかねのこの「物体」。
物体の脇にある小さな扇風機のようなものが動き出すと、
平べったかった「物体」が瞬く間にむくむくむくっと起き上がり…

ふしぎなキャラクター(ゆるキャラ!?)が出現しました!

普段、私たちの目には見えない「空気」を送り込むことで膨らみ、形になったバルーンの人形。
ベースの白色のバルーンにはところどころにチャックが付いていて、カラフルなパーツを取り付けるとパーツの部分にも空気が送り込まれ、膨らんで、様々な表情に変えることができます。
そしてなんと、入って背負うこともできるのです。

これは「あるもの」=“バルーン”に特化した会社、babot(バボット)さんとクリエイティブスタジオPPPさんが共同制作した「変身キット」です。

みんなの好奇心も膨れ上がったところで、2チームに分かれてそれぞれのバルーンを分解し、あらたにキャラクターを作ることに。

みんなそれぞれ自分で選んだパーツを好きなところに取り付けて、新しい表情のバルーンが完成!
…でもなんだかキャラクターには見えない?

そこで、今度はそれぞれ役割を分担しました。
「顔をつくる人」「頭をつくる人」「右腕をつくる人」「左腕をつくる人」「おしりをつくる人」

大人チームと、子どもチームに分かれてキャラクターづくり開始。
それぞれ、個性的なキャラクターに仕上がりました!

大人チームは、あえて膨らませなかったイエローのアイラインが個性的。
子どもチームは、水色のヘッドバンドでアクセントが効いています。

キャラクターが出来上がったら、今度は中に入ってみました。
兄弟姉妹で入ったり、お父さんお母さんと一緒に入ったり。

最後にキャラクターの前で集合写真を撮りました。

今回のワークショップ『何になる?変身遊び!』に参加したみんなから、「パーツがいっぱいあって、はずしたりするのが楽しかった」「パーツをつけるのが楽しかった」「えぼし岩みたいなものが怖かった」など、感想がありました。

お父さんお母さんからは、「バルーンアートはよくあるが、体全体を使って、しかも脳(イメージ)も使い、非常に優れた遊びと感じた」(大人チームと子どもチームに分かれて作ったキャラクターに対して)「子どもチームの方がユーモアがあって素敵でした」などの感想がありました。
展示と一緒に、このワークショップで体をたくさん使ったアートを楽しんでいただけたようです。


[広報:K.I]