イベントレポート
2017年1月24日
幻想の古楽器「リラ」ミニコンサート

12月25日にクリスマスミニコンサートを行いました。

演奏はアンティークギターの演奏を多く手がけるギタリストの長谷川郁夫さん。
長谷川さんは、「美しい曲を親しみやすく」をモットーに活動を行っています。
美術館のコンサートでは、幻想の古楽器「リラ」で、クリスマスにちなんだ賛美歌やアイルランド民謡、時代もルネサンスから近・現代までと、さまざまな曲を演奏していただきました。

「リラ」は18世紀末、ヨーロッパに生まれました。優雅な竪琴型フォルムのこの弦楽器は、古代ギリシャへの憧れが結晶化したファンタジックなものと言えます。ずいぶん流行したという記述も見られ、おしゃれな調度品として「リラ」を持つ人もいたそうです。

見ての通り、とても変わった形をしている古楽器「リラ」。弦の両サイドの長く出ている部分が、弾く際に手などに当たってしまわないよう、長谷川さんは構え方や奏法の研究を重ねたとのことです。

コンサートの会場は、「リラ」のやさしい音色に包まれて、午後のあたたかい陽射しもあって、皆様うっとりとした表情で鑑賞されていました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

さて、残すイベントは、1月27日(金)午後2時から行われるギャラリートークのみとなりました。
森栄二さんと京子さんの作品について美術館スタッフが展示室を巡りながら解説いたします。
企画者の話を聞いて気になったことはぜひ質問してみてくださいね。
皆様のご参加をお待ちしております!


[広報:K.I]