今月の1点 Monthly Pickup 5月
 
 

                 
               「 海辺の犬 」


肥沼 守 (こいぬま まもる) ( 1968‐   )作

2007年、フレスコ・ストラッポ、27.3センチ×22.0センチ
個人蔵


海辺の犬
 

 肥沼さんの作品にはよく犬が描かれています。
 はじめのうちは、ごくひかえめに画面に登場していましたが、やがてそこから跳びだして作品の主役になるものもでてきました。
 こちらをみつめる目が印象的なこの犬もそうです。雲をはこんでいる途中、江の島を望む砂浜でひとやすみしているのかもしれません。
 犬をテーマとした作品をつくることについて肥沼さんは「犬の目から見た不思議な世界を表現できれば」と述べています。
 6月15日まで開催している企画展「肥沼守展〜漂泊者の夢〜」では、絵画作品のほか、テラコッタ粘土や樹脂(FRP)でつくられた、いろいろな表情や模様、スタイルの犬たちも展示しています。

(美術館 N.Y )

< 略歴 >
川崎市生まれ。多摩美術大学卒業後、国展に出品。1999年、多摩美術大学大学院修了。翌年、国展で国画賞を受賞し準会員に推挙される。個展やグループ展、コンクール展に出品し受賞多数。2006年には国画会会員に推挙されている。市内中島在住。