今月の1点 Monthly Pickup 11月
 
 


             「 少女 」         



小山 敬三 (こやま けいぞう) ( 1897‐1987 )作

1947年、油彩・キャンバス
45.5センチ×38.0センチ


小山敬三「少女」
 

 ピンク色の大きなリボンがとても印象的なこの少女は、小山敬三画伯が長野に疎開していた時、軽井沢の友人ご夫妻の娘を描いたものです。日本人とドイツ人の血を受け継ぐ少女はギゼラちゃんと呼ばれ、当時12〜13才であったといいます。共に外国人の伴侶をもつことから両家は家族ぐるみの親交があったようです。サッと早いタッチで描かれており、彼女が画伯の家に遊びにきた際、スケッチのように描かれたことが伺い知れます。
 この作品は11月11日(日)まで開催中の企画展「生誕110年記念“気韻生動”の画家 小山敬三展」に展示されています。

(美術館 Y.I )

< 略歴 >
長野県小諸町(現・小諸市)出身。1920〜28年、フランスに留学。帰国の翌年から現在の茅ヶ崎市南湖にアトリエを構え制作の拠点とする。1975年に文化勲章受賞。翌年茅ヶ崎市名誉市民となった。