今月の1点 Monthly Pickup 4月
 
 


原田 和男 (はらだ かずお) ( 1951‐   )作

1987年、鉄およびステンレス


 

「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ」の「ΣΙΔΕΡΟ(シデロ)」は「鉄」、「ΗΧΟΣ(イホス)」は「響き」を意味するギリシャ語。鉄を素材とした楽器がまれなことに疑問をもった作者が最初に手がけたのが、鉄の太鼓ともいえるこの「ΒΡΑΧΟΣ(ブラホス=岩)」です。
 やさしく触れればやさしく響き、激しく当たれば他との調和がとれないほどの響きを発する「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ」。あたかも、接する人間を映しだす、鏡のような作品でもあります。
(4月28日(土)〜6月3日(日)の企画展「ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ シデロ イホス 鉄の響 原田和男展」で、さまざまな音響彫刻に出会えます)

(美術館 N.Y )

< 原田 和男 (はらだ かずお)略歴 >
東京生まれ。1977年、東京芸術大学美術学部工芸科鍛金専攻卒業。神奈川県美術展、現代日本美術展などに出品。1987年、ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ(シデロ イホス)の制作を開始する。安曇野ちひろ美術館(長野)、豊科近代美術館(長野)、川越市立美術館(埼玉)、兵庫県立美術館などでグループ展および個展をおこなう。また、ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣはサントリーホールやベルリンフィルハーモニーホールなどで演奏されている。市内緑が浜のアトリエにて制作。